仕手筋介入銘柄
「仕手株の手口」のページでもお伝えした通り、仕手筋は小型株を好んで仕掛ける傾向にあります。以下に挙げる個別銘柄は仕手株としては有名どころの銘柄。ざっくりとだが「仕手筋がどのような流れで仕掛けるのか」「仕手が入ると株価はどのように推移するのか」という点を簡単に説明しよう。
RISE
小型不動産のボロ株RISE。時価総額も低く、業績もお世辞にも良いとは言えない銘柄だが、2013年4月頭に一気に出来高が急増し、株価も急騰。特にこれといった材料もなく株価が動いたのだが、「緑色の矢印」の期間に筋が玉を集めていたのだとすれば合点がいく。玉を集め終わったところで一気に馴染みの投資顧問、メディア関係者はもとより、一般投資家にまで噂を広げたとすれば・・・!?
最後の仕上げに仕手筋側が自らの資金で株価を押し上げれば提灯付けは完了だ。あとはチャートをみればわかる通り、一般投資家の後乗りにより一気に株価急騰。天井で売り抜けられれば莫大な利益が手元に残るという寸法だ。
新日本理化
化学系の低位株、新日本理化もパターンとしては上記のRISEと似ている。底値でヨコヨコ状態の時に、目立たぬように細かく玉を集め、仕掛ける時には一気に提灯を付けるのが仕手筋の定石。この場合もそのような手法で仕掛けたものと思われる。出来高の急増を伴う株価急騰で一般投資家の注目を浴びれば、さらなる株価高騰が見込める。
この場合は底値100円付近から、一気に1300円以上に急騰したので、仕手筋の仕業だとすればおよそ+1300%以上の利益を得た計算になる。とんでもない成果だ。
シー・ヴイ・エス・ベイエリア
このシーブイエスも「K氏銘柄」との噂をよく聞く。チャートも見事なものだ。100円前後の株価でヨコヨコに動いていたものが、2か月で最大4倍にまで上昇している。これも一般投資家を大勢巻き込んで、意図的に大相場を作り出したのだとすれば…
株価が上がれば、当然注目度も上がる。やがて噂が噂を呼び、一般投資家が大勢乗り込んで株価上昇が止まらなくなる。トレーダーなら誰もがこのような現象を見たことがある筈だ。
石川製作所
防衛機器関連銘柄の石川製作所は今年4月、北朝鮮の情勢不安から注目を浴びた銘柄である。この時の出来高を伴う急騰も仕手筋介入が噂されている。緑色の矢印の期間に少しずつ玉を集め、更に青の期間にはまだ仕込み終わってなかったのか「冷やし玉」と言われる意図的な売りが入ったとの噂も。この期間に利食いと空売りを入れつつ、玉を増やしていったのだろうか。
その後、例の如く提灯付→一気に急騰したところで売り抜けのコンボか。もしも底値で玉を集めていたとすれば、余裕で株価2倍以上を達成している計算になる。
五洋インテックス
インテリア商社の五洋インテックスは昔からよく仕手筋の資金が入ると噂される有名な銘柄。五洋インテックスの場合は、非常に頻繁に仕手筋介入が噂されており、玉集め→売り抜けを繰り返されているという見方が強いようだ。何度も仕手筋介入の噂がたつ為、「五洋インテックス=仕手株」という認識の一般トレーダーも多い。
それにしても本当に仕手筋の仕掛けで急騰しているならば、見事なチャート形成だとしか言いようが無い。
日本カーバイド
日本カーバイドも昔から仕手銘柄として有名だ。特に有名な仕手筋「K氏」が好んで仕掛けるとの噂が絶たない。非常に綺麗なチャートを形成しており、チャート職人が意図的にこのようなチャートを作っているとすれば、辣腕過ぎるだろう。上図の通り、玉集め→売り抜けが繰り返し行われていたとしても不思議では無いチャートである。
仕手株と噂される有名どころの銘柄を紹介したが、素人が無闇に「騰がってるから買おう!」などと参入するのは少々お薦めしがたい。やはり、仕手筋は急騰後に「売り抜け」られると天井からの急落速度はかなり早い為、細心の注意が必要なのである。
しかしこれらの急騰チャートをみれば、トレーダーなら誰もが「どうにかケガせずに仕手株に便乗し爆益を手にしたい」と思うだろう。リスクは怖いが、逆に言えばウマく仕手筋の動きに便乗できれば短期で爆発的な利食いができるということでもある。
仕手株で爆益を手にしたいならば、極論ホンモノの情報を入手する以外に方法は無い。最も現実的な方法は早耳のルートから情報を得ることだ。素人には難しい方法だが、編集人はいくつか「早耳情報を教えてくれる投資顧問」に心当たりがある。
人数は限られてしまうが(月に30名ほど)、編集人の知っている当たり屋の「投資顧問」や、仕手筋と関係がありそうな使える「無料ブログ」をメールでお伝えしたいと思う。その際の手順については、下記のページ最下部より確認して欲しい。
但し、投資はあくまでも自己責任。早耳の投資顧問と言っても全てが全て仕手筋絡みの情報ではないだろうし、多少の当り外れがあることは予め理解したうえでメールを頂きたい。あくまで参考程度に留め、売買の最終判断は自分自身で行う、これは投資家としての最低限のルールだ。