嵌め込み投資顧問に注意！

嵌め込みとは？

最近の株式投資と言えばインターネット取引が主流である。これによって個人投資家が証券会社のホームページから、またはヤフーファイナンスや個人ブログ、２チャンネルなどで話題の株情報を得ることが出来る。個人投資家が行う株取引とは値上がりを狙って投資するものであり、値上がりする株とは注目度が高く人気のある株である。一概のこの条件だけであるとは言えないものの、否定もできないだろう。

個人が簡単に株価チャートや株価情報を見られる時代にあって、「今人気の儲かっている株」というものは好業績の銘柄であったり、今後の企業展開が期待できる銘柄であったり、国策の銘柄であったりであるが、仕手株とは業績や展開を無視して突如として急騰を見せている。当然個人は仕手株の急騰劇を目の当たりにし、短期利益を追うあまりに大体が仕手株などに手を出して痛い目をみる。

資金力のある仕手筋・証券会社らは無知な個人投資家に対し、急騰を見せつけたり、どの株に介入しているなどという噂を広げたりして個人に飛びつかせては、自分達は個人に売りつけて利益確定を行っている。酷い話であるが、事実だ。

話は変わるが、投資顧問も自分の顧客を儲けさせる為に情報収集に翻弄している。
中には仕手筋に精通している投資顧問もあるだろうが、こういった投資顧問が利用されてしまう場合が実はかなり多い。そりゃそうだろう。大金を持った顧客を抱えた投資顧問会社ならば、「○○筋が入っていて、これから２倍にすると意気込んでいるぞ」なんて言われれば、顧客はその株を買いたくもなる。それまでに初動に乗れる仕手銘柄を１つ２つ教えておいて、３回に１回は自分達が利益確定をするための嵌め込み情報だったりする訳だ。どこかの投資顧問の顧客がババを引く。そんなイメージがある。
時には、個人投資家や大口に注目された銘柄は青天井に株価が上がっていくものもあるが、急騰を見せた仕手株は必ずいつかは急落する。ババ抜きゲームが始まる訳だ。所詮マネーゲームと割り切って仕手株を買える人間なら良いが、投資顧問を信じきっちゃってる奴、仕手筋を崇めちゃってるやつ、こういう奴らが大体ババを引くことになる。

全てがこういう仕手筋に嵌め込まれている訳ではないが、使う投資顧問はちゃんと選ばなくてはいけない。

嵌め込まれたくなければ、
仕手株だってことをちゃんと割り切って投機をするか、自分でちゃんとファンダメンタルやテクニカル分析は最低でもする。利益確定ラインと損切ラインを設定する。もし凄いのある急騰株で、すぐに掴みたければ掴んだ後でもいい。これだけは必ずどんな株でもやろう！ 丁半博打のギャンブルが好きなら勝手にしてくれ。何も言うことはない。

要は、仕手筋や機関、情報通などから良い情報を教えて貰える時もあれば、投資顧問の顧客に高値で売りつけようとする嵌め込みの情報もあるってことだ。顧問の人間が仕手株銘柄を公開する場合は、その情報が「本物か嵌め込みか」を見極めることが大事であるが、なかなか全ての嵌め込みを見抜くことは出来ない。売り抜ける為に嵌め込んだ側も、嵌め込んだ代わりに次はちゃんとした情報を出す、なんて流れではなかろうか。