仕手株の手口 第二章 ~仕手筋が狙う銘柄~

仕手筋が狙う銘柄

仕手株とはどんなものか、前項「>>仕手株とは」で触れましたが、実際に仕手筋が狙う銘柄とはどういったものか。対象となりやすい銘柄の条件を書いておきます。

小型株が狙われる

  • 発行済み株式総数×株価(時価総額)が低い銘柄が対象となります。
  • 発行済み株式数が6,000万株未満の銘柄。
    ※仕手筋の資金である程度の株価を動かしやすいため。

信用取引ができる銘柄が狙われる

  • 踏上げ相場期待の買いが増える → 株価上昇 → 仕手筋が売却する
  • 空売りの人が辛抱できずに買い戻す → 株価上昇 → 仕手筋が売却する
    ※どちらも仕手筋が仕込んだ株が上昇し、売却するタイミングが増えるため。

信用取引とは、自分の資金の約3倍を「買い」からの「売り」からも取引できる方法です。(儲けも3倍ですが、リスクも3倍となります)
信用取引ができる銘柄ですと「空売り」という、持っていない株を予め売ることが可能です。空売りができる銘柄だと、踏上げ相場(空売りの買戻し)に持ち込むことができます。

業績が悪い銘柄が狙われる

業績が悪い銘柄ですと「こんな株は空売りしてやれ」という心理が働きます。短期的な利益狙いの投機家が空売りしやすい環境ということは、仕手筋からすれば逆に仕掛けやすい銘柄となります。底に到達するまで売ってくれる=安く仕込めるのですから。その後は、当然買戻しが入るのです。

大株主が一族の銘柄が狙われる

「1」で触れたように、小型株では時価総額が少ないため、仕手筋の資金で株価が動きます。株価が乱降下しても、絶対に売却しない大株主がいないと仕手筋は困ってしまいます。

オーナーが安定した株主である一族企業はまず売却することはない為、仕手筋の手が入りやすい対象となっています。

こういった条件が揃った銘柄に仕手筋は手を出します。
なんとなく、イメージを掴めましたか?

よく2チャンネルやyahoo掲示板などですぐに「仕手筋が入った」などと騒ぎ買い煽るお馬鹿さんが居ますが、まず大型の株であったり、空売りが出来なかったりとデタラメの情報が多いので錯誤しないように注意しましょう。

さて、ここからが本番です!次は仕手株に上手く乗るにはどうしたらいいか、チャチャっと書いていきます!


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